うそみたいなほんとのはなし

自分が好きなアイドルの話を書き連ねるために設立。1ミリもタメにならないような、うそみたいなほんとのはなしを書き残していく。

うそみたいなほんとのはなし Ⅱ

 

※前回の続きです。

 

 

大きな分岐点となったのが、2014年末から年明けにかけて。

 

道重さゆみが卒業してからというもの、さゆロスに見舞われていた私は、娘。を追う熱が以前に比べ少し冷めてきていました。

 

何か面白いものないかなぁと思っていた時、偶然目にしたのが「ミュージックステーション スーパーライブ2014」に出演しているJUMPたち。

 

 

 

 

 

パフォーマンスはウィークエンダーの1曲のみ。

金田一をちょくちょく見ていた私にとって聞き慣れた楽曲だったのですが、こうしてちゃんと歌って踊る姿を見たのは半年前の音楽のちから以来でした。

 

ちなみに、このウィークエンダーは私的当たりソングで、たまにカラオケで歌ったりするくらい好きだった。なので、少し楽しみにしながらテレビの前で待機。

 

山田くんドアップからスタート。おほお、相変わらず綺麗。

大観衆の中、堂々と生歌を披露しながらいとも簡単に踊ってみせるクールさと、愛らしさ全開のスイートフェイスに不覚にもくらっ。ラップパートにて全員が一列になって真ん中のステージへと向かう姿に、鳥肌立ちまくりです。

 

間奏中のダンスはユニークな振り付けでわくわく。裕翔くんの笑顔でさらに加速。そこから山田くんソロからの「楽しもうぜ!」を合図に、一気にテープが舞う美しさ!

ラストサビの、全員コーラスに一人で対峙するありおかラップかっけー。ラストの手を差し出すところもみんなバッチリ揃ってて、終わった後には自然と拍手を送っていました。

 

 

 

 

一言でいえば、圧倒された。

 

瑞々しい青年達の群舞は、これから新時代の幕が開くような期待感に溢れかえっていて、胸がときめきっぱなし。誰か一人だけが素晴らしいんじゃなくて、九人九色、それぞれの個性が輝いているように見えたのも良かった。

 

でも、一番の決め手は山田涼介の圧倒的エース性でした。

美しいビジュアルもさることながら、有無を言わせないアイドル・オーラを兼ね備えている彼。ただ格好いい、可愛いだけでは説明できない、人を惹きつける魔性の魅力。

彼がセンターにいるからこそグループ全体が引き立つし、グループ全体が輝けば輝くほど中心にいる彼は唯一無二の存在になる。

 

そんな彼の切り開く未来を見てみたい―――。

 

 

 

当時は娘から気持ちが離れかけていた事も手伝って、音楽のちからの時より何倍も何十倍もJUMPが眩しく見えました。こんなすげぇアイドルグループが世に存在していたのか、と嬉しくて溜まりませんでした。

 

放送後、興奮さめやらぬ私は、すかさずYouTubeで動画巡りを開始。彼らの正体を掘り下げていく度、ますます好きになっていく無限ループにはまり、年が明ける頃には自ら進んでCDTVの年明けライブをリアタイ観戦するまでに。

こうして、女性アイドルにしか興味のなかった私は、見事JUMPに墜ちてしまったのです。

 

 

 

 

担当は?と聞かれると、一応山田くんということになりますが、JUMPというグループが好きなのが大前提なので、このブログではメンバー全体に言及していくスタイルになるかと思われます。 (たまに、JUMP以外のアイドルについても書けたらなぁと思っているので、その辺はご了承を)

 

こんな歴の浅いにわかファンですが、どうか温かい目で見守ってください。よろしくお願いしますね。

 

うそみたいなほんとのはなし Ⅰ

 

そもそも、このブログを開設した理由(原因?)はHey!Say!JUMPというアイドルグループにあります。

 

JUMPはおろか、ジャニーズ系のアイドルには全く興味がなく、女性アイドルばかりを追いかけていた私なのですが、つい先日沼にはまってしまいまして。気がついたら、もう抜け出せなくなってしまいました。

 

一年前の自分に教えてみたら、うそでしょって笑われるに違いありません。しかし、ブログ名にもある通り、うそみたいなほんとのはなしなんです。

 

そんな訳で、ブログを始める前に、ファンになった経緯をしばらく書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

前回、私がアイドル好きになった話をしました。

忘れもしない十六歳の夏。深夜の某音楽番組(名前忘れちゃった)にて、当時まだZのついていなかったももいろクローバーが出演していました。一生懸命に歌い踊る姿に、どうしてか胸が高鳴り、気がつけばYou Tubeで動画を漁っていました。

 

彼女達は今ほどメジャーな存在ではありませんでした。歌も踊りも上手いわけではない。ビジュアルも飛び抜けて良いわけでもない。しかし、知れば知るほど奥が深い。

 

今まで自分の抱いていた清純派アイドル像をぶちこわすような、破天荒な言動・行動。電波ソングに似たサウンド。明るく元気に笑う、純粋無垢なうら若き少女達六人。彼女達はキラキラ輝いていて、胸がときめいてやまない。

 

アイドルってこんな素晴らしいのに、どうしてもっと早く気付かなかったのだろうと幾度となく後悔しました。この時にはもう、以前まで持っていたアイドルへの偏見みたいなものが綺麗さっぱり消えていました。

 

それから何年か過ぎ、ももクロからエイベックス、ハロプロと紆余曲折を経て、昨年まではモーニング娘。を追いかけていました。

 

 

 

 

JUMPに墜ちたきっかけは、昨年の夏に放送された「THE MUSIC DAY 音楽のちから

たまたまテレビを付けると、Hey!Say!JUMPが出演していました。ああ、こんな大きくなってたんだ、とちょっとびっくりしたのと、金田一のドラマやるんだというので少し興味が惹かれました。

 

ハロプロ系のアーティストは誰も出演予定がなかったのでチャンネルを変えても良かったのですが、そのまま何気なく見ていると歌が開始。

 

Ride With Me。あれ、格好良くない?この曲。ラップもなかなか乗れてるし、何よりダンスがキレキレじゃないか。自分のJUMPのイメージって、真夜中のシャドーボーイ。ちょっと小生意気なナルシスト達って感じだったんですが、良い意味で裏切られました。

 

次いで2曲目、ウィークエンダー。これがまたいい。先ほどの歌とは違って、キラキラ感全開。うわあ眩しい、眩しい。心地良いポップサウンドに胸が弾む。体が勝手に動き出す。

ってか、謎のラブミサイルって何だよ。端っこの人、曲終わりにえらい蹴ってくるし。ロックだなぁ。

 

でも、なんだか面白い。

私はあいにく男の子なので、胸キュン感覚にも当然陥らなかった。なのに何故、JUMPにすんなり好感を抱いたのか。自分なりに考えてみた結果、探偵学園Qとフォーメーションダンスの要素が大きかったと思います。

 

前者は少年時代大好きだったドラマ。ドラマから入って漫画も集めたりしました(原作のグロとホラーでトラウマになった覚えが)。この作品にリュウ役で出ていたのが山田涼介。どっちかというと、私はキュウよりリュウ派だったんで、山田くんに自然と好感を抱いていたのかもしれません。

 

後者のフォーメーションダンスは現モーニング娘。も取り組んでいるスタイル。当然、気にならない訳がありません。娘。の推しメンがダンスの上手い鞘師ちゃんということもあり、歌よりダンス重視なJUMPのパフォーマンスは私の肌に合っていました。

 

 

 

 

さっそくwikiでJUMPを調べ、情報収集。八乙女ってすげーかっちょいい名前だなぁ、とか。ヒルナンデスのレギュラー持ってるメンバーいるんだ、とか。明治学院の理系学部卒業ってどういうこと、とか。知らないことばかりなので、全てが新鮮で面白い。

 

この頃はHey!Say!JUMPのメンバーだと、山田涼介、知念・・・・・・あとは皆わからん、くらいの認識だったんで、知らないメンバーを掘り下げていくのはなかなか楽しかった。

 

その勢いのまま、過去のアルバムを借りて聴いたり、金田一をちょくちょく見るように。

 

 

 

 

ただ、この頃まではまだそれだけの感情。テレビで偶然見かけたら、おお頑張ってるなぁと感心するレベルで、逐一情報をチェックしたりする訳でもありません。

 

私の中ではモーニング娘。が最優先で、さゆの卒業までに皆が一致団結していく姿を追う楽しさの方が勝っていた。

 

 

だから、年末まではJUMPってちょっと面白いかも程度の認識だったのです。

 

 

 

 

続きます。

 

 

アイドルの定義

 

アイドルって、何だろう。

 

ふと、テレビに映るアイドルの女の子を見て思った。十六歳の夏の日だった。

 

 

歌える、踊れる、話も上手。本業は歌手だが、時にはその範疇をはみ出し、ドラマやCMに出たりして、グラビアやモデルまでこなしちゃう。

 

まさに、オールラウンダータレント。一概にアイドルと言えども、ビジュアルがすこぶる良いという共通項を除けば、その形態は実に様々である。

 

 

 

そもそも、何がアイドルか、という線引きも難しい。

 

歌手だけならまだしも、例えば俳優さん女優さんで、アイドル的な人気を誇る人達がいる。彼らはアイドルではないが、アイドルと呼べなくもない。

 

スポーツの分野においても同じ事が言える。顔立ちが良いために、マスコミからアイドル扱いをされる人達がいる。彼らも決してアイドルではないが、見ようによってはアイドルかもしれない。

 

グラビアアイドル、というのもおかしな話だ。アイドルの根源はアイドル歌手にある。しかし、グラビアアイドルというのはグラビアを専門とする女性をさす。つまり、"アイドル"と名が付いているのにマイクを握らないアイドルなのだ。

 

 

 

もはや、アイドルって何なんだ。この辺りで私の思考はショート寸前である。

 

 

 

しかし、まだある。地下アイドルだ。

 

テレビには決して映らない世界で、アイドルとして崇められている人達だ。彼らはプロというより、アマチュア寄りな所がある。実際、平日はOLをやっていて、休日は地下アイドルとして活動している人もよく聞く。

 

同じ匂いがする地方アイドルも然り、だ。町おこしの一環として地域密着を掲げて活動する人達もいれば、上京を繰り返して地方関係なくね?ってツッコミたい地方アイドルもいる。そうかと思えば、期間限定・イベント限定のアイドルもある。

 

そう考えれば、アイドルってとんでもない数になるんじゃないだろうか。何千、いや何万人・・・・・・。うじゃうじゃいる。

 

いやいや、ひょっとしたら全人類、皆アイドルなのではないか。誰かが、誰かのアイドルなのではないだろうか――――。

 

 

 

いやあ、アイドルって難しい。

 

あれ。ひょっとしてアイドルって、実はかなり奥が深いんじゃね? 私が思っていた以上に面白いモノなんじゃないの。

 

そう思えた途端。今までただ可愛いだけ、格好いいだけの人達って印象だったアイドルが、がらりと変わって見えた。無限に続く宇宙が、目の前に広がった。

 

 

 

十六にして自らの呪われし天命を悟った私。以降、広く浅くをモットーに、アイドルを知り、楽しみ、時にはささやかに応援する日々を過ごしています。

 

このブログではそんな私の日々をマイペースに綴っていくものです。どうか、温かい目で見守ってください。