うそみたいなほんとのはなし Ⅰ
そもそも、このブログを開設した理由(原因?)はHey!Say!JUMPというアイドルグループにあります。
JUMPはおろか、ジャニーズ系のアイドルには全く興味がなく、女性アイドルばかりを追いかけていた私なのですが、つい先日沼にはまってしまいまして。気がついたら、もう抜け出せなくなってしまいました。
一年前の自分に教えてみたら、うそでしょって笑われるに違いありません。しかし、ブログ名にもある通り、うそみたいなほんとのはなしなんです。
そんな訳で、ブログを始める前に、ファンになった経緯をしばらく書いていきたいと思います。
前回、私がアイドル好きになった話をしました。
忘れもしない十六歳の夏。深夜の某音楽番組(名前忘れちゃった)にて、当時まだZのついていなかったももいろクローバーが出演していました。一生懸命に歌い踊る姿に、どうしてか胸が高鳴り、気がつけばYou Tubeで動画を漁っていました。
彼女達は今ほどメジャーな存在ではありませんでした。歌も踊りも上手いわけではない。ビジュアルも飛び抜けて良いわけでもない。しかし、知れば知るほど奥が深い。
今まで自分の抱いていた清純派アイドル像をぶちこわすような、破天荒な言動・行動。電波ソングに似たサウンド。明るく元気に笑う、純粋無垢なうら若き少女達六人。彼女達はキラキラ輝いていて、胸がときめいてやまない。
アイドルってこんな素晴らしいのに、どうしてもっと早く気付かなかったのだろうと幾度となく後悔しました。この時にはもう、以前まで持っていたアイドルへの偏見みたいなものが綺麗さっぱり消えていました。
それから何年か過ぎ、ももクロからエイベックス、ハロプロと紆余曲折を経て、昨年まではモーニング娘。を追いかけていました。
JUMPに墜ちたきっかけは、昨年の夏に放送された「THE MUSIC DAY 音楽のちから」
たまたまテレビを付けると、Hey!Say!JUMPが出演していました。ああ、こんな大きくなってたんだ、とちょっとびっくりしたのと、金田一のドラマやるんだというので少し興味が惹かれました。
ハロプロ系のアーティストは誰も出演予定がなかったのでチャンネルを変えても良かったのですが、そのまま何気なく見ていると歌が開始。
Ride With Me。あれ、格好良くない?この曲。ラップもなかなか乗れてるし、何よりダンスがキレキレじゃないか。自分のJUMPのイメージって、真夜中のシャドーボーイ。ちょっと小生意気なナルシスト達って感じだったんですが、良い意味で裏切られました。
次いで2曲目、ウィークエンダー。これがまたいい。先ほどの歌とは違って、キラキラ感全開。うわあ眩しい、眩しい。心地良いポップサウンドに胸が弾む。体が勝手に動き出す。
ってか、謎のラブミサイルって何だよ。端っこの人、曲終わりにえらい蹴ってくるし。ロックだなぁ。
でも、なんだか面白い。
私はあいにく男の子なので、胸キュン感覚にも当然陥らなかった。なのに何故、JUMPにすんなり好感を抱いたのか。自分なりに考えてみた結果、探偵学園Qとフォーメーションダンスの要素が大きかったと思います。
前者は少年時代大好きだったドラマ。ドラマから入って漫画も集めたりしました(原作のグロとホラーでトラウマになった覚えが)。この作品にリュウ役で出ていたのが山田涼介。どっちかというと、私はキュウよりリュウ派だったんで、山田くんに自然と好感を抱いていたのかもしれません。
後者のフォーメーションダンスは現モーニング娘。も取り組んでいるスタイル。当然、気にならない訳がありません。娘。の推しメンがダンスの上手い鞘師ちゃんということもあり、歌よりダンス重視なJUMPのパフォーマンスは私の肌に合っていました。
さっそくwikiでJUMPを調べ、情報収集。八乙女ってすげーかっちょいい名前だなぁ、とか。ヒルナンデスのレギュラー持ってるメンバーいるんだ、とか。明治学院の理系学部卒業ってどういうこと、とか。知らないことばかりなので、全てが新鮮で面白い。
この頃はHey!Say!JUMPのメンバーだと、山田涼介、知念・・・・・・あとは皆わからん、くらいの認識だったんで、知らないメンバーを掘り下げていくのはなかなか楽しかった。
その勢いのまま、過去のアルバムを借りて聴いたり、金田一をちょくちょく見るように。
ただ、この頃まではまだそれだけの感情。テレビで偶然見かけたら、おお頑張ってるなぁと感心するレベルで、逐一情報をチェックしたりする訳でもありません。
私の中ではモーニング娘。が最優先で、さゆの卒業までに皆が一致団結していく姿を追う楽しさの方が勝っていた。
だから、年末まではJUMPってちょっと面白いかも程度の認識だったのです。
続きます。